美容師さんとの話のつづき。
前にも書いた通り私はこの方を信頼して頼めるし、まだまだ短い付き合いではあるけどいろんな濃い話ができる。それは多くの現場を経験されているし、多くの人を見てきているのは話していてすぐ判るだけの安心感があるからだと感じている。
先日の作品撮りの成果の中から異なる雰囲気を持った写真を6枚だけ選びA4サイズにプリントしたものを観てもらいながら、
「どうしてこういう眼ができるの?」って訊かれた。でもそれに答えるより先に「信頼されているんだね」と続いた。
何かを答えるはずだったのにその言葉が心に残る。そうだと嬉しいけどね。
撮影講習会を前に、いい励みになった気がする。ありがとうございます。
これまでモデルを務めてくれた人たちに癒されると言われることはあったけど、そういうことを言ってくれる人たちに私も癒されているんだけどね。
このポートレート撮影講習会という企画では参加申し込みをいただいた方達に、希望する内容があれば知らせて欲しいとリクエストするようにしているが、毎回必ず、撮影のテクニックよりも会話の持っていき方や魅力の引き出し方といったコミュニケーション分野と、イメージの膨らませ方やアイデアの出し方やイメージしたものを実現する方法などといった発想や具現化の分野などを求めている方が来られています。
もちろん露出・測光といった基礎から技術的なことを求めて来られる方も居ますよ。
撮影をさせてもらうという関係での両者の接し方というのは、普通に人と接する以上に不安や疑心や誤解もあり得るし、緊張や駆け引きもある。だからこそ人を見る眼を養う必要もあるし、心を感じ取る感性も必要だし、行動の一つ一つも大切だと思っている。
一応そういう内容にも触れる予定ではいるが、まずは観察眼が必要で、そして自分自身に知識や経験の引き出しがどれぐらいあるかという話になると思う。でも話だけでは面白くないので、これを実体験してもらうことも考えている。
ただいま2010/1/17のポートレート撮影講習会の参加受付中です。あと2名まで参加できますので、ぜひこの機会にご参加ください。